
寂しいけれど仕方がない。と、母は割り切る。
そうしてしまえば海は広くたおやかで美しい。開放的な気分にもなる。
「海で泳ぐなんて何年ぶりだろう……」
浜辺のにぎわい。浮き輪。ビーチボール。息子と海遊び。楽しい時間はゆるやかに過ぎていく。
しかし母は狙われた。
ワンピースの水着くらいでは隠しきれない肉づき始めたカラダを。
セックスのことしか考えていないような大学生の集団に。
子どもが男たちに気を許せば、多少なりとも警戒心を緩めてしまう母という生き物。あくまで愛想よく接してくる男たちに「一緒に飲んで欲しい」とお願いされた母はその夜、旅館内にある居酒屋に誘い出される。
油断。
後悔先に立たず。
プルポアゾン・母喰い~おっとりお母さん~
サークル名:プルポアゾン
FANZA専売(2020年10月現在)
※セールやクーポン、ポイントの有無によって購入価格が変わってきます。売り場でご確認ください。
【FANZA(元DMM)】
- 作品形式は白黒の漫画
- 性器処理は白線
NTRとしての魅力
本作の1番の魅力は「おっとり母」という設定。
優しく控えめな母は派手にモテたことはないし、
今までの人生ですさまじい快感に身をゆだねたこともないのでしょう。
そんな母が酔わされ、部屋に連れ込まれ、血気盛んな大学生にねじ込まれ、挙句堕とされてしまう構図はシリアスな設定。
特に妻や、好きな女の子がヤリサー集団にまわされるようなシチュエーションが下半身を直撃する人には向いていると思います。
子どもの存在が痛い
さらにNTRの濃度を高めているのが小学校低学年くらいになる息子の存在。
この世で1番大切に思っているであろう息子が眠りに落ちるのを待って母は大学生たちの元を訪れるが、この時点では裏切りと呼べるほどの罪を犯したわけではない。
しかし若い男たちにチヤホヤされて、多少なりともいい気分になって、すすめられるがままに酒をあおってしまったのはイケなかった。
最終的に一晩中よがり狂うことになる母。
ひとり眠っている息子より自らの快感を優先してしまうのは重大な裏切りだ。
母はヤラれている途中で息子のことを思い出す。旦那に対する背徳感というより子どもに対する背徳感。
丹念なストーリー展開
エロ漫画は、エロシーンを極力早く出すのがセオリーですが、NTR系は別です。プロセスが重要。
本作は最初にヤラれるまでにページを割いてあるし、じっとり堕とされていくプロセスも丹念に描写されていて展開に無理がない。
母としての葛藤。女としての葛藤。メスとしての葛藤。
年を重ねた女性だからこその、葛藤のエロス。
母喰い~おっとりお母さん~・注意点
母の体は肉が詰まってムチムチ。抱き心地がよさそうではあるのですが、腰から尻にかけての曲線、つまりクビレのあたりが、背後から見たときにやや弛緩した感じに見えてしまう。
男も若く筋肉質なのに、ちょっと尻がだらしなく映る。尻がだらしないと男の屈強度が減ってしまうのが惜しい。
それと大学生たちのキャラがよくあるタイプ。
ニヤニヤ、ニタニタ、反応それだけかい!
とツッコみたくなる場面も。
もう少しキャラを描き分ければ作品に深みが加わったのになと、シチュエーションがいい作品だけにやや残念な気がしました。たとえば気弱な童貞キャラがひとりいて、そいつが息子に似ていてるとか……
最後に
サークルさんはこの一作しかまだ発表していないようです。それでも販売数は4万本に迫っていて(20年10月現在)、FANZAの口コミも高評価な作品。プロセスがしっかり描かれているところに好感が集まっています。
配信開始は2019年4月。
そろそろ次の動きを期待したいところですね。
【FANZA(元DMM)】