
そこで少年たちは考えた。
各人がママたちを盗撮したファイルをみんなで共有し、それをオカズにすればいいのだと。
白濁が尿道を勢いよく通る快感を大人たちに邪魔されたくなければ、ネットを介さなければいいのだと。
なるほど。
悪知恵のはたらく少年たちだ。
ひとつ屋根の下で暮らす母親の盗撮なら簡単だろう。
だが、エロ漫画とはいえ物語である以上、当然悪事はバレることになる。バレて主人公が追いつめられることになる。ところでこの物語の主人公はというと……
主な登場人物
瀬戸内さより(36)・主婦
瀬戸内アキト(15くらい?)・さよりの息子
舞阪こはだ(35)・主婦
八戸めいか(36)・主婦
主人公は瀬戸内さより。なぜなら、彼女がとことん追いつめられることになるからだ。
まだ成人さえ遠い男の子は本質的に残酷である。モラルも社会性も完全には身についていない。他者への思いやりより自意識が優先される。悪知恵のはたらく剥き出しの青臭い刃が、ママたちに容赦なく襲いかかることになる。
四畳半書房・ママカリ部
サークル名:四畳半書房
【FANZA(元DMM)】
ママカリ部
作品形式はフルカラーの漫画。
ちょっと複雑な設定
いいアイデアですが設定が少々ややこしいので、まずは簡単に記します。
- オナネタに困った少年たちがママ借り部を作る
- 部員たちが母親の痴態を盗撮、オナネタとして交換することを目的としている
- 一定以上の容姿レベルを有する母親を持つ少年のみ入部できる
- 母親の容姿やプレイ内容によってランクが決まっている
本来は動画を交換してオナネタにするだけの(平和な?)部活だが、主人公の息子、アキトが、母親にスマホの中身をのぞかれてしまったことで事態は急転。
ウツ展開へと発展することになります。
救いのない展開
息子のスマホの中を見てしまった瀬戸内さより。ママ借り部で流通している盗撮動画の存在を知ってしまう。
ママ借り部にとっては決定的な危機だ。
しかし悪知恵のはたらく少年たちは、そのことを逆手にとって瀬戸内さよりに脅しをかける。
「息子さんが僕たちの家で盗撮してました。うちの母親も撮られました」と。
息子が犯罪者。
ニュースになれば旦那の仕事にも影響がでる。家族の崩壊。瀬戸内さよりは根が善良なのだろう。少年たちの言うことを信じてしまう。彼女の命運はもはや少年たちの手中にある。言いなりになるしかない。
少年たちは動画ではない、生身の女体を手に入れることになる。そして彼らの残虐性はエスカレートする。息子の犯罪をチラつかせながら瀬戸内さよりを縛り、口枷(くちかせ)をはめ、段ボールを頭にかぶせて視界を奪う。
そこに連れてこられた瀬戸内さよりの息子、アキト。
少年たちはなにも知らないふたりを中出し母子相姦という悪夢に引きずり込む――
ママカリ部・注意点
FANZAのレビューにもありますが、正直読みにくいです。
なぜ読みにくいのかというと……
一応漫画という体裁をとっていますが、見開きの真ん中縦に白枠が入っていないんですよね。
漫画とCGの中間みたいな作りで、絵の邪魔をしないようにという配慮だとは思いますが文字も小さめ。
また、登場人物が多い上に、空や家の外観など息をつけるコマもなく、情報が詰まりすぎている感じ。
肌色が占める割合が多いです。
それと、救いのない話です。
最後に
アイデアよし。設定よし。展開もよく考えられている。個人的には味のある絵も好み。救いのない話も嫌いじゃない。
それだけに。
もっと読みやすさに気を配っていたら文句なしに快作として推せたんですけどねぇ。。
【FANZA(元DMM)】
ママカリ部