
絶滅危惧種系ロマンポルノ。流されてしまった母性。ゆがんだ愛。生意気なショタ。『さくらママと太郎ちゃん』は3DCGエロアニメの秀作。約70分のフルムービー。
発売は2017年。
日進月歩の先端技術。
本作、今の技術を考えると発展途上感は否めない。
動きにぎこちない部分があるし、人体のフォルムも少し柔らかさやヌメりに欠ける。
でも、
妙に生々しくて、どこか懐かしくて、これから何が起きるんだろうというワクワク感をオープニングから(もっと言うとサンプル動画の時点から)抱かせてくれる作品です。
表紙やサンプルだけが魅力的な作品も世の中にはたくさんあって、ガッカリさせられることもしばしばですが、「さくらママと太郎ちゃん」はサンプルで感じた期待感を最後まで持続させてくれました。
おばショタ。あるいはママショタ。
作中にそこはかとなく漂ううしろ暗さが絶妙なエロティシズムをかもし出しています。
さくらママと太郎ちゃん・概要
サークル名:DOUJIN3ARIES
※クーポンやセール、ポイントの有無によって購入価格が変わってきます。ちょっと面倒ですが各売り場で比較してみてください。
※各売り場にはサンプル動画が用意されています。
【FANZA】
話の流れ
義母であるさくらママが、息子との関係を心療内科医に告白。エッチなシーンを回想していくという構成。インタビュー形式。
回想の中の太郎ちゃんはイケナイ子。
心療内科医がちょっとイヤミなヤツで、それが正義感から来るものなのか、下心から来るものなのか分かりませんが、さくらママを困らせたり猥雑な言葉を投げつけたりします。
鼻で笑う感じも人を小バカにしたしゃべり方もムカつく。
この心療内科医のおかげで、
さくらママへの感情移入度が自然と高まる。ここが上手い。
確かに義母という存在でありながらまだ幼い我が子の性処理にたずさわったのは問題ですが……
さくらママは優しくて流されやすいだけなのである。
丹念に重ねられたディテール
さくらママの告白は、太郎ちゃんのオナニーを目撃してしまったシーンから始まります。
イヤミな心療内科医に「(太郎ちゃんの)オカズはなんでしたか?」などと聞かれて細い眉を寄せて動揺したり、ちょっとムッとしちゃったり。さくらママの表情も豊か。(太郎ちゃんは盗んださくらママのパンティーをオカズにしていました)
という構成で進み、回想は全てエロいことに直結しますが、展開を急いで無理やり感が出ることもない。じっくりゆっくり2人のイケナイ関係がエスカレートしていく様子が描かれていく。
太郎ちゃんのおちんちんがヒクヒクする様子とか、息づかいとか、挿入した瞬間の奇声とか、
細かいディテールまで丹念に描かれていて物語に臨場感を与えます。
さくらママと太郎ちゃん・注意点
ショタものですが女性上位ではありません。
シナリオにもこだわっているのでエロシーン以外の厚みもそこそこ。
それを余計な枝葉だと感じる人には向いていないかもしれません。
言葉にしないエロティシズム
それと完全にショタ優位でワガママな太郎ちゃんに、さくらママが翻弄され続けます。
初めて指を挿入されるシーンなんかもそう。
こっそり自らの乳首を指でさすってしまう仕草まで細かい。
全てを言葉にしないから増幅されるエロティシズム。
挿入にまで至るのは残り20分をゆうに切ってから。
ませガキ太郎ちゃんの言葉責めに合い、羞恥と快感をつのらせてしまうさくらママ。エロいかどうかだけでなく単純に物語としても楽しめる。
最後に
おねショタ作品は世にたくさんありますが、
ママショタものは意外と稀少。
なんででしょう?
この作品を最後に新作を発表していないサークルさんですが、ブログを確認すると2020年秋に「友達の元気なお母さん(仮)」という新作を発表予定のようです。
どうやら次作もママショタのようですね。
【FANZA】